人力車乗車初体験、実車連絡にケータイを活用?!
京都に講演に招かれ、その足で古都散策を試みた。とはいえ、台風22号が関西をかすめていく真っ最中という日程で天気は大荒れ(新幹線も不通になってくださったおかげで予定よりも長く京都を堪能♪)。まあ、雨の京都もまた趣がある。とくに嵯峨野は雨のほうが静かでいいだろう、ということで一路嵐山に向かった。雨にもかかわらず市内の観光スポットは修学旅行生だらけでごった返していたが、嵯峨野は人もまばらで静かな京都のたたずまいそのまま。
まずは渡月橋近くで湯豆腐などを堪能し、そして竹やぶを抜けて野宮神社へ。時は台風がまもなく最も関西に近づこうとしているタイミングで、傘をさしてもビショビショになるような状態(だから嵯峨野が静なのか?)。そんなときに観光地でおなじみの人力車の車夫がセールストークをかけてきた。普通だったらこういうセールスには一切乗らないのだが、あまりの雨に辟易していたのでついつい嵯峨野一周を貸切でオーダー。次の予定もあったので30分のみであったが、人力車を初体験してしてきた。
大雨という要素もあるが、巧みなセールストークでまんまと私を落としたこの道7年のベテラン人力車車夫・森本能史さん。車両名称は「弁慶号」。1台1台異なる名前が付けられている。
それにしても、こんな大雨でも営業しているのには関心、よく風邪をひかないものだ。この嵐山で人力車を営業するのは人力車最大手(?)のえびす屋。この嵐山のほか、京都では清水寺周辺、左京などで営業するほか、東京・浅草雷門周辺でも営業を行っているのだそうだ。坂口憲二が車夫を演じるドラマはこのえびす屋雷門がロケ協力している。
ちなみに、車夫の着るTシャツの背中には、嵯峨野・嵐山では「嵐」、清水寺周辺では「京」、雷門では「雷」の文字がプリントされている。(このシャツ欲しいかも~、しかも全種類集めたい~!)
この人力車は、当然のことながら車両運送法における車両で営業を行うため、国土交通省の営業免許を取得する必要がある。当然のことながら走れる範囲はきちんと免許に定められているそうだ。
私を積載した人力車を引っ張ってくれたのはこの道7年のベテラン森本能史さん。森本さんに限らず、このえびす屋總本店の人力車はイケメン揃いで女性客を悦ばせているのだそうだ(もちろん観光でです)。私のようなオヤジを載せることは稀なんでしょうね。全速力で走行しながらも、しっかりと周辺の観光案内トークは続く。ただ歩いているだけだと気が付かない見所を随所で説明してくれて目から鱗である。人力車のメリットは、タクシーの入れない路地までも入っていけることや、目線の高さが人の立ったところよりもさらに高いポジションにあること。したがって路地の多い嵯峨野の竹やぶ観光にはもってこいの乗り物というわけ。視点が高いのでいつもとは違う竹やぶの荘厳さを味わえたりする。ひざ掛けのうえに防水ビニールシートをかけていただき、幌をおろせば視界は遮られないまま、雨に濡れることもない。乗り心地も良く、人力車はかなり快適な乗り物である。また、平地では意外にスピードも出るのだ。
大雨の中、快走する弁慶号! 本当にご苦労様です。雨の日はカッパと笠を着るので背中の「嵐」が見えない。
人力車も立派な旅客営業、従って実車時には本部へ発着区間や貸切時間などの報告を行わなければならない。タクシーなら無線などでこれを行うわけだが、人力車の場合はケータイでこの連絡を行っていた。正直、この土砂降りの雨の中で普通形状のケータイではつらそう。日本では折りたたみタイプが台頭してしまっていて選択の余地がないほどだが、折りたたみタイプのケータイは“開く”というアクションが必要で、この際両手を使わなくてはならずとっさの操作時に面倒くさい。しかも、屋外で使うことがほとんどの今回のケースの場合、防水仕様でもない限り雨ですぐ故障してしまうだろうに。防水仕様モデルも過去に登場はしているが、バリエーションも少なく選択の余地はない。販売台数が見込めないのはわかるが、もっとユーザーが自由に選択でき、しかも使い分けられるような環境が整ってくれたらと願うのは私だけ?
…、とかなり強引にケータイネタに振ってみました。
Posted by 木暮祐一 日記・コラム・つぶやき | Permalink
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