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2005/09/04

上海のリニアにて時速430km/hの通話実験を挙行

 上海名物といえば上海浦東国際空港と地下鉄龍陽路駅を結ぶリニアモーターカー。約30kmの距離を最速430km/h、7分20秒で駆け抜ける。2002年12月31日に、世界初の商用営業を開始した路線だ。6両編成のリニア車両が15分間隔で1区間を往復している。
 すでに香港の携帯電話研究家・山根康宏氏が通話テストの記事をITmediaに寄稿しているが、私も同様に同区間の通話実験を試みた。私の場合は、龍陽路駅から上海浦東国際空港へ1往復した。お供の端末は、往きはCDMA2000の実力評価用に、auのA5505SA(CHINA UNICOMのCDMA2000にローミング)、帰りは水壷ことモトローラ3300にCHINA MOBILEのSIMカードを装着、GSM方式での通話を試した。GSM端末は複数あったが、いろいろと試してみると水壷が一番音質がよかった。先日買ったNEC N200などは通話が困難なほど音質が悪い。やはり古いケータイは侮れないのだ。

050904-01龍陽路駅のホームに上がる。リニアは日本やドイツなどで研究されてきたが、上海はドイツのものを導入。なんだかホームもヨーロッパっぽいぞ。

050904-01-1車両が到着、今回一緒に上海に行った徳島大学ご一行様と共にすでに大興奮状態な私たち。

050904-02車内になだれ込む。左右とも3列のシートが並ぶ。普通席だが、シートピッチはかなり広い。そしてシートの固さはさすがドイツ製と感心する。たった7分しか乗れないが、このシートなら長距離を乗車しても疲れなさそう。

050904-03今日のお供の2台。A5505SAとモトローラ3300(水壷)

 通話実験は、リニア車内から東京の個人宛に電話をかけ、発車から到着までを話し続けるというもの。乗車すると程なくしてリニアのドアは閉まった。すかさず通話開始。ドアが閉まると、体に振動を感じた。これはリニアの車体が磁力によって浮き上がった証拠。車体が浮上した後は、静かに車両が進みだした。なんだか子どものときに初めて新幹線に乗ったときの感動を思い出す…、いやそれ以上かも(笑)
 リニアはぐいぐいと加速していく。発車20秒で100km/hを超し、さらに速度計は上昇していく。200km/h、250km/h… あっという間である。新幹線の最高速度を軽く超してしまい、車窓を流れる風景の速さに絶句している間もなく最高速の430km/hに達した。

050904-05横に高速道路があるのだが、100km/h程度で走っている車は止まっているようにしか見えない。もうこの時点で私も他の乗客も大興奮状態、みんな歓声を上げていた(笑)

050904-06A5505SAで会話を続ける私。音質はまったく問題なく、途切れることもなく普通に会話を続けられた。430km/hで移動しながらの通話でも、通話先の相手いわく「いつもどおりの音声状態」とのことだった。

 430km/hの定速走行は約40秒、そこからは停車に向け一気に減速していくのである。30kmという距離がこれほど短いのかと驚く瞬間。あっというまに終点の浦東国際空港到着である。久しぶりの大感動を味わったリニアモーターカー初体験であった。同行の皆様も同じように興奮状態。
 さて、復路はGSMを使った通話実験である。水壷を使用し、CHINA MOBILE経由で国際発信する。なお国際発信には中国電信の国際プリペイドカードを使用、中国電信(CHINA TELECOM)経由で日本の携帯電話あてに発信する形になるが、当方側のネットワークはどちらにしてもCHINA MOBILEのGSM網を使うので問題ないだろう。

050904-08最高速430km/hで走行時の速度表示計。プロペラ機よりは早く、ジェット機の標準巡航速度に近いといったところ。つまりジェット機が地面を這っているという状況ですね。恐ろしく速いスピードで地面が流れていきます。この最高速に達し40秒ほど走行したらあとは減速のみというたったの7分ですが、それでも30kmもの距離を巡航しちゃうんですね。

050904-07復路は水壷で通話。ちなみに「車内での通話はご遠慮ください…」なんて規則は中国にはあるわけはない。周囲の中国人たちも通話に勤しんでいる。

 GSMの通話だが、こちらも音声は良好。ただし最高速430km/hで走行中は車両の走行音がややうるさく相手の音声が聞き取りづらかったが、途切れるようなことは無かった。端末性能は最高だし(3300ってもしかして出力も大きかったでしたっけ?)、言うことなし。
 …、と思ったのもつかの間、じつは大失敗をやらかしてしまった(泣)。減速中、あともう少しで龍陽路駅に到着というところで、なんとGSMが切れてしまったのである。これはネットワークの問題ではなく、なんとなんと「電池切れ」…。昨晩充電するのを忘れていました。トホトホホ…(泣) おそらく電池切れがなければ到着まで問題なく通話できたことは間違いなさそうでした。また、機会があればこのリニアモーターカーに乗車したいものである。
 ちなみに通話料は、A5505SAからの発信(au国際ローミング)は260円/分、水壷からの発信(中国電信の国際プリペイド)は2.4元(約38.4円)/分だった…。わが国の国際ローミングの通話料設定は高いです…。

Posted by 木暮祐一 日記・コラム・つぶやき |

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» 上海の象徴、リニアに大興奮 トラックバック 夜明け前
上海と言えば、浦東空港に降り立ち、長い行列の(入国)手続きを終えると、リニアモーターカーに乗ることになります。他の交通手段もたくさんありますが、ぜひ一度はトライしてもらいたいですね。とにかく、めちゃんこ速い。着くのも早い。それがちょっぴり残念。本当に快適な乗り物です。...... 続きを読む

受信: 2006/02/21 23:22:12