モバイル学会シンポジウム「モバイル08」盛況でした
7月3日、4日の2日間、東京・お台場で開催されましたモバイル学会シンポジウム「モバイル08」が、成功裏に幕を閉じました。
40を超える研究発表のほか、特別講演2演題、公開講演1演題と、モバイルを取り巻く最新の研究や話題、課題で盛りだくさんでした。
中でも最も盛り上がりを見せたのが、今年度から初めて実施することにした「公開講演」で、まさに時の人である夏野 剛氏(慶應義塾大学特別招聘教授、ドワンゴ常勤顧問、元NTTドコモ執行役員)に「ケータイの未来」について語っていただきました。
この日の夏野氏は、午後は品川で日経BP社主催のイベントでご講演、その後モバイル学会にお越しくださり、私どもの講演を終えた後は都内でドワンゴ社の記者発表会にご登壇と、過密スケジュールの中で時間調整してくださいました。それも、わざわざ学会のためにオリジナルの講演内容を用意してくださり本当に感謝です。
夏野氏の講演内容を要約しご報告しようと思いましたが、すでにケータイWatchにて講演の詳細が記事として掲載されていますので、ここでは割愛します。
もう1つ、特別講演としてご登壇頂いた、千葉大学グランドフェロー・宮崎紀郎先生(千葉大学工学部デザイン工学科元教授)のお話も興味深かったです。
デザイナーでもあった、宮崎先生は、最近ではケータイに搭載されているフォントの開発でご著名です。「文字」が利用されるところは、今や「紙面」よりも「ディスプレイ」のほうが多く、当然書体デザインも表示メディアによって変わってきて当然。とくにケータイの小さな画面では、判読しやすい文字がこれまで以上に求められてくるわけです。
こんな需要から、宮崎先生はケータイディスプレイ用の「Lim Uni-Type」を開発、現在市販されている半数以上のケータイに採用されているそうです。
宮崎先生は、「情報化社会の進展で文字情報がますます増加しており『さっと読める判読性』が重要である」とおっしゃり、また「かな文字や外来語、数字使用が増加していることも指摘、表示メディアが紙からディスプレイに変化していることも踏まえ、時代に即した新しい書体が求められる」ことを力説されていました。
Limフォントの特徴は、たとえば「パリに行く」のか「バリに行く」のかが、ケータイのディスプレイできちんと判読できるような書体を目指されたそうです。たしかにディスプレイ上では「゛」「゜」が判別しづらかったのも事実。従来の紙メディアで使われる日本語書体は基本的に「゛」「゜」が付かない字母の形はそのままに、「゛」「゜」を添えるのが基本でした。しかしケータイの小さいディスプレイで「゛」「゜」を判別するためには、元の字母の形も変え、「゛」「゜」が付いた字母もオリジナルに書体を設計されたそうです。
「゛」の場合、2つの点の長さを変えているところも文字の視認性を上げるための特徴のひとつです。
普段毎日目にしているケータイディスプレイ上の文字ですが、開発の裏側ではこんな様々な工夫が積み重ねられているのですね。ためになりました。。
来年度のモバイル学会シンポジウム「モバイル09」は、京都(周辺)で開催予定です。では渋谷先生がんばって~♪(笑)
Posted by 木暮祐一 日記・コラム・つぶやき | Permalink
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32099/41740412
この記事へのトラックバック一覧です: モバイル学会シンポジウム「モバイル08」盛況でした:
» Women who take flomax. トラックバック Flomax kidney stone.
Flomax. 続きを読む
受信: 2008/07/18 13:56:55
» Generic levitra. トラックバック What is the correct dosage for levitra.
Levitra. Levitra.. 続きを読む
受信: 2008/07/28 7:22:15
» Effexor kidney failure. トラックバック Effexor.
Effexor have any side effects. 続きを読む
受信: 2008/07/28 15:31:49





