2007/10/18

【秘蔵品Vol.2】International 3000(モトローラ)

 「秘蔵品」紹介第2回、またまた海外の携帯電話紹介が2度続いてしまうのですがお許しを。前回紹介したMotorola DynaTACシリーズの最終型モデルをご紹介しましょう。DynaTACシリーズは、それはそれで完成度が高い携帯電話だったようで、その後発売されモトローラの代名詞的存在となったMicroTACシリーズ登場後も、しばらく継続して生産が続いていたようです。ここでご紹介するInternational 3000は、なんとDynaTACのデジタル方式(GSM)版。1993年に発売された最終型DynaTAC。GSM方式なので、このレトロな形状ながらも、なんと今でも世界主要エリア(日本、韓国、北米を除く)で使用できます。

Ca390031_2背景は前回紹介したDynaTAC 8000x。基本形状は似ているが、International 3000は端末の厚みが薄くなっている

Ca390035なんと箱入り新品でゲットー!!

 このモデルの存在を知ったのは、2001年に実施した「アスキー携帯24・香港携帯電話事情視察ツアー」で香港に渡航したときでした。中古ケータイを売る露店などで、まだかろうじて流通していたようで、たまたまガラスケースに並ぶこの端末を発見しGSMケータイの奥の深さに感激したものでした。ちなみに、感慨ふためいている間に、ツアーに同行してくださっていた当時月刊アスキー編集長の遠藤諭氏(現、アスキー取締役)に先を越され、購入されてしまいました(泣)。ちなみに帰国後も、遠藤さんは毎日のように私のところへこの端末を自慢しに来たことは言うまでもありません。遠藤さんいわく「一期一会」だそうで。「欲しいと思ったら迷わず速攻で買わなくてはいけません、でないと後悔しますよ」ということをしっかり学ばせていただきました(笑)

携帯24・香港ツアー詳細はこちら>>

 DynaTACは、欧米では「シュー(靴)ケータイ」と呼ばれていたそうですが、中国圏では「水壷」(水筒)という愛称がついていたようです。確かにアンテナがストローっぽく見えますよね。中国人の友人いわく「ケータイが珍しかった頃、水壷をテーブルに自慢げに置いていたのはマフィアばかりだった」そうです。どこの国も一緒ですね(爆)
 さて、香港ツアーから帰国後、親切で心優しい(?)遠藤さんは、イギリスのネットオークションに出品されていたこの端末を発見し、私のために(自分のために?)落札してくれました(落札代金はもちろん払わされましたが)。
 イギリスから届いた端末を見て、これまた驚きました。なんと新品だったのです。おそらく倉庫のデッドストックだったのでしょう。未使用新品でInternational 3000を入手することがでたこの嬉しさ、文字では表現できませぬ。ネットオークションってほんと素晴らしい!(ちなみに遠藤さんも同時に新品を入手されました)

Ca390032_2SIMカードがフルサイズではないことも驚き。MicroTACはフルサイズだったのに…

Ca390033FOMAカードを入れてドコモの電話番号のまま世界で発着信できます

 この端末はGSM方式ですので、今でも現役で使用可能です。裏面にはこのとおりSIMカードスロットがありまして、ここにSIMカードを挿入すれば、世界のGSM方式携帯電話エリアで発着信が可能です。もちろんFOMAカードなど、国内の通信キャリアのSIMカードを挿入すれば、090の電話番号のままこの水壷を使えます。この嬉しさ、うまく読者の皆さんに伝わるかしら…。最近では、一昨年に上海に行ったときにこの水壷を持参し、現地で使用しました。すでに中国でも珍しいモノとなっていまして、超小型ケータイ流行のさなかに、この水壷はかなり注目を集めました(笑)
 また、「最新テクノロジーとレトロケータイの融合」というテーマ(?)で、上海のリニアモーターカー乗車中に通話実験も試みました。時速430kmの高速移動の最中にも、切れることなく通話ができました。素晴らしい!

Photo

リニアでの通話実験はこちらへ>>

 たまには電源を入れてあげたいのですが、問題は充電器が200V専用で、日本の電気コンセントでは充電ができないのです(悲)。次回、200V圏へ旅するときまでお預けですが、次の海外渡航はいつ実現することでしょうか…。

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2007/10/15

【秘蔵品Vol.1】DynaTAC 8000x(モトローラ)

 ケータイの山を眺めつつ、いつかやろうと思っていたのが…、「秘蔵コレクションの紹介」です。全部のモデルを紹介するのは途方も無い時間がかかりそうですが、機会を見つけ、ボチボチと紹介していこうと思います。ご期待くださいませ。

Ca390028 まず第1弾はこの端末から…。アメリカ・モトローラ製「DynaTAC 8000x」。これって、世界初の携帯電話といわれている端末シリーズです。調べてみると1983年(1984年という説もありますね)に登場したモデルだそうで。「携帯電話」の概念も色々な考え方があります。コードレスホンの発展系のような無線システムのものはもっと昔からありました。
 私は、いわゆる現在の携帯電話サービスと同じ「セル方式」のネットワークを使用し、ショルダーホンタイプから進化してバッテリーやハンドセットが一体型になったハンディタイプのものを「携帯電話」というふうに捉えています。そのタイプの世界最初のモデルがこれらしいのです。アメリカのモトローラにて、プロトタイプは1973年から試作がはじまり試行錯誤が続いていたようですが、ようやく製品として市販されたのがDynaTAC 8000xシリーズだそうで。
Ca390026 日本ではちょっと遅れ、1985年に国産端末により「携帯電話」が登場しました。それよりも少し早く登場したDynaTACですが、日本の初期の携帯電話よりもちょっと小ぶりです。さすがに電池が死んでいまして電源は入りませんが、ディスプレイは赤いLEDが並び、数字やファンクションが表示されるようになっています。液晶以前は、LEDだったわけですね、レトロでいい感じです。ウェブで調べてみると、当時の価格は3,995ドルだったそうで。まあ、日本でも携帯電話は40万円ぐらいはする代物でした。そんなもんでしょう。ちなみにこのシリーズは「シュータイプ」と呼ばれていたそうです。ちょと出っ張ったマイク部やスピーカー部が、靴のように見えるからでしょう。
 この端末は、当時兵庫・明石に住まわれていた大物携帯電話コレクターから大量に端末を譲り受けた中にあった1台。彼はお元気なのかしら。

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